独立から会社設立へ──Unreal Engineがつなげた縁
私はもともとゲーム企業で働いていましたが、「自分の理想とするゲームをもっと自由に作りたい」 という思いから、フリーランスのゲームクリエイターへと転向しました。しかし2014年、Epic Games社が開発・提供するゲームエンジン、Unreal Engineの一般公開と無償化という大きな転機が訪れます。Unreal Engineはこれまで大手企業でしか作ることのできなかった規模のゲームが少人数でも作れてしまう可能性を秘めた画期的なツールでした。
独学でUnreal Engineを学び、その魅力や知識をSNSやコミュニティなどで発信していくうちに、Unreal Engineに興味を持つ人たちとのつながりが生まれていきました。さらに、専門学校の講師として教壇に立つ機会を得たことで、その輪は広がり、2017年に「Unreal Engineを使える仲間と面白いゲームが作りたい」という思いで会社を立ち上げると、当時の教え子やSNSでつながった仲間が「一緒に働きたい」と集まってくれたのです。